去年の2025年予想の投稿の中で私は「周りが弱気なので私は強気」と宣言し、PLTR、HOOD、TSLA、METAを注目株としてあげた。なんだかんだ言って結構当たっているので、よろしければ読んでほしい。そこで調子に乗って今日は2026年の予想。当たるも八卦。あくまでエンタメなのであまり真剣に聞かないように!
(すごく長くなってしまったので最後にまとめがあります。でも頑張って書いたので全部読んでくれると嬉しい。)
投資家のコンセンサス
株価というものは長期(5年以上)では市場参加企業の経済成長で動くけど、短期では実際に起こる事と市場参加者が想定している事とのギャップで動くと私は考える。そこにバリュエーションやインフレが複雑に絡んでくる。
つまり短期(1年以内)では自分が今後起こると考える事が実際にあっていたとしても、それが他の参加者も想定している事だった場合、思った方向に株価が動かないことがよくある。
だから今年の予想をするには、まず他の市場参加者が何をベースケースとして想定してるか、つまり投資家たちのコンセンサスを把握する必要がある。
私は毎日What’s Appで他の投資家仲間と情報・意見を交換し、ウォール街のエコノミストやストラテジストのリサーチを読み、Seeking AlphaやInvesting .comなどで情報収集をしてその投資家たちのコンセンサスを肌で感じようと努力している。
特に他の投資家たちと対面で集まった時はできるだけポルを取るようにしている。たとえば、2025年3月中旬、私たちは南米のウルグアイで集まった。その時S&P500は既に年初から6%ほど下がっていた。30人ほどいた仲間の中で2025年、株が通年で上がると言った投資家は私を含めて2人だけだった。
既に6%下がった所からは上がるかもしれないけど通年では上がらないと言った人が約半数。そして残りはそこからさらに下がると言った。私の経験上、投資家のコンセンサスが弱気な場合、かなりの確率で株は上がる。
では今はどうか?2023年、2024年、2025年の年初に比べると今年はベアが少ない、という印象。
エコノミストやストラテジストの中で2026年通年でマイナスの予想を発表している人は一人もいない。過去3年間は必ず数人がマイナス予想を出していた。
私の仲間の投資家たちも概ねS&P500は上がると考えている。ただし、彼らはテク系やアタオカ系は危ないと考えている人が多い。小型株やバリュー株、新興国株などに主に興味を持っている。
でもコンセンサスが弱気な場合は短期の逆張り情報になり得るけど、コンセンサスが強気な場合、株が下がる可能性はそれほど高くない。
なぜ強気コンセンサスは逆張りできないのか?
なぜ強気コンセンサスの場合は逆張り情報にならないのか?それは過去のデータに基づくと、株というのはほとんどの場合(米株の場合)上がるから。
過去65年間のデータによると、74%の年で株価は上がった。つまり10年間のうち、7年か8年は株価は上がる、ということ。
さらに過去65年間でS&P500が3年連続で上がったのはなんと18回もあり、そのうちの半分の9回は4年目も上がった。
ちなみに前回やっとインフレが収まった1982年から1989年までは8年連続で上がった。
つまり、コンセンサスが弱気な場合、投資家はかなり確率の低い状態を想定していることになる。だから逆張りが成功しやすいのだ。
コンセンサスが強気な場合、株は上がる確率の方がずっと高いので、当たってしまうことが多い、というだけの話。
なぜ米株は7-8割の確率で上がるのか?
アメリカの株相場が右肩あがりなのはいくつか理由がある。
・まだ人口が増えている。人口の伸びはそのまま名目経済成長になる。
・世界中から優秀な人が集まってきて起業をする土壌が出来上がっている。
・出る杭はもてはやされ、打たれない文化である(これは最近の格差拡大のせいで少し変わりつつあるが)。
でも長期で右肩上がりの相場を信頼できる一番大きい理由はインフレだ。
別の言い方をすればお金を刷ることによる通貨の価値の希薄化。株価が上がるのでななく、ドルの価値が下がるので、ドルで評価される株価が相対的に上がるのだ。
コロナ以降の5年間のインフレでドルの実質価値は25%下がった。つまり、たとえ企業の価値は全く変わらなくても、ドルで評価されている限り、株価は25%上がるのだ。
逆に日本株が40年近く高値を更新しなかったのは経済の停滞がもちろん原因だけど、その間、インフレがほとんど無かったことも影響しているはず。
そしてたったの年2%と侮るなかれ。年2%でもマイナスの複利は恐ろしい。今の100万円が30年後には55万円の実質価値になっている。
だから老後の資産をドルや円預金や債券だけにしておくのは危険だと私は思う。特に米国も日本も財政赤字が改善される兆しは一向にないので、これからも通貨の価値は毎年下がるだろう。
インフレは政府がこっそりと無言で庶民の全財産から徴収している約年2%の税金なのだ。その税金徴収を免れるには株や不動産など、インフレと共に価値が上がる資産に投資するしかない。
じゃあ2026年の株価はどうなる?
私の1月5日時点での考えは2026年はS&P500は上がったり下がったりを繰り返しながら通年ではやはり上がるのではないかと思っている。
2025年のS&P500のプライスターゲットは7200だったので2026年もしばらくはそのままで行こうと思う。ただし、1年のどこかで8000を超えるかもしれないし、1年のどこかで6200を割るかもしれない。そんな年になりそうな気がする。
AI革命は今何イニング?
なぜ私は2026年も上がると思うか?中間選挙やOBBBの経済促進、Fedの利下げなど、色々要因はあるが、一番大きい理由はAI。
巷ではやれAIはバブルだ、とか、AI設備投資サイクルは相互投資のイカサマだ、減価償却のミスマッチで業績を水増ししている、などと不安を煽る投稿がたくさん見られるが、私はAIという第3次経済革命はまだまだ序の口だと見ている。
こちらは先日のWeBull Japanでのウェビナーで使ったマインドマップの一部(ウェビナーの録画は無料で視聴できます。視聴の方法は記事の最後。)実際にAIが大々的に普及するのはソフトウェアとハードウェアが出揃ってから。
AIの現在位置はNeural NetとLLMという発明があり、これから来るAIブームに備えてインフラを作っている段階。
ネット革命のタイムラインに例えるなら、インターネットプロトコルとブラウザーという発明ができて光ファイバーのケーブルを来るネットブームに備えてそこら中に張り巡らせている段階と同じ。
結局最終的にネットが爆発的に普及したのはWiFiとスマホができてから。WiFiとスマホができて初めてソーシャルメディアが大々的に普及し、E-Commerceが普通になり、マグ7が大きく成長したのだ。
AI革命はまだWiFiとスマホに値するハードウェアやソーシャルメディアやギグエコノミーに値するソフトウェアが出て来ていない。
E-Commerce に値するLLMは出てきたけど、まだパソコンを持ってる人だけがAmazonから本だけを買っているような段階。
タイミング的にはインターネットの発明による情報革命のサイクルの1997年1998年ごろではないかと思う。
この時期、S&P500は1995年から1999年まで5年連続で上げている。しかも利上げがあった1994年の1.54%の下げを除くとその前の3年間も連続で上げている。95年からの各年の上げ率は34.1%, 20.3%, 31.0%, 26.7%, 19.5%と度肝を抜くレベルだ。
これはS&P500の年足のチャート。iPhoneとWiFiが出揃った2008年以降の上げの激しさがよく分かる。コロナが来てスマホとネットがさらに一気に普及し、ネットのサイクルは2021年で終わり、2022年に株が下げた、と思ったら2023年にAIサイクルが始まったのだ。
ベア相場はいつ来る?
今が1997年1998年くらいだとすると気になるのは、S&P500が2000年3月に高値をつけて、その後3年連続で下げて約40%の価値を失ったこと。
でも今回はS&P500が40%も下げるような数年間続くベア相場が来るとは私は思わない。
なぜか?ネット革命の時はインフラができてからハードウェア(iPhone, WiFi, etc) が出てくるまで5年以上のギャップがあったのだ。せっかく張り巡らされた光ファイバーの8割以上は10年くらい電気が通らなかった。
ところが、今回はデータセンターのGPUはできるはじからどんどん計算を初めている。電気の通らない、置いてあるだけのGPUなんて存在しない。
さらにマグ7のバリュエーションも2000年の頃のハイフライヤーのPEに比べるとかなり健全。
しかも、ネット革命のスマホに匹敵するAIハードウェアもあと数年で普及し始めるだろう。ネットの時のような長いギャップは起こらないと思う。
まず、ロボタクシーはほぼそこまで来ている。私は先日3年乗ったテスラモデル3を最新のモデルYに乗り換えた。2年前に試したFSDに比べて最新のFSDは信じられないほど進化している。私は今は約8割でどこに行くのでもテスラに運転してもらっている。快適の極みである。
そしてAppleもそろそろネイティブのちゃんと使えるAIをiPhoneに搭載してくれるだろう。METAもAI搭載のウェアラブルデバイスを近々開発してくれることを期待する。
そのデバイスがメガネなのか、ブローチなのか、イアフォンなのか、それとも全く別のものなのかはまだ未知だが、それが私たちの完全なるセカンドブレインになる。もう聞いたことも見たことも全て忘れない。AIが全てを記録、要約し、オンデマンドで情報を再生してくれるようになる。
レストランの予約も各種チケットの手配もデバイスが全ての履歴と好みを把握して勝手にやってくれる。まさに有能な秘書だ。
実際にそこまでできるデバイスはまだ数年先かもしれないけど、そのプロトタイプ的なものは2026年に出てきそうだ。その件に関しては明日、6日から始まるCESに大いに注目している。
オプティマスのような人型ロボットが巷に出回るまではまだしばらくかかりそうだけど、工場やウェアハウスのような場所での作業に特化した汎用型ではない人型ロボットが搭載され出すのも2026年が元年だろう。そうなるとそれを導入した企業のマージンが上がり、業績が伸びる。
だから2000年から2003年のような数年に渡るベア相場は来ないと私は思う。2026年あたりは上げ下げを繰り返して横ばいの地固めをしてくれるとありがたいな、と私は希望的観測をしている。そしてもし下げたとしても、それは買い場でしかないと私は待ち構えている。
持つ者と持たざる者
でも指数は地固めをしながら上がるとしても、すごく上がる株とすごく下がる株は毎度のことながら出てくるだろう。上がる株を買い、下がる株を売れるか?それが機関投資家たちの腕の見せ所だ。そこで私の考える今年強そうなセクターと銘柄を考えてみる。
Hodler5
HodlerとはHODLのことでHold on for dear lifeの略。つまり、何があっても売らない予定の株のこと。
私のHodler5は引き続き、TSLA、PLTR、NVDA、HOOD、META。そしてBTC。去年も同じ銘柄だった。なぜこれらの株が好きなのかは雑談会などで何回も説明しているのでここでは省く。
これらの銘柄は私の投資テーゼが変わらない限り、下がったら買うバイザディップを今年も続ける予定。
AIデータセンター
さらにAIデータセンターの設備投資に関しては懐疑的な投資家が多いので、私はその逆張りでかなり強気。みんながバブルだ、インチキだ、粉飾決算だ!と騒ぐたびに、もっと騒げ!もっと下がれ!もっと買いたい!と思う私がいる。
今データセンター系で私が注目しているのはメモリー系と電力系。
銘柄で言うとメモリー系はMU、STX、WDC、SNDKとPSTG。PSTGは今日買い始めた(PSTGは今週日曜に負けない勉強会スタンダードクラスでやります)。MUはどこかでタイミングが合えば買いたい。
電力系はGEV、CEG、こちらはすでに持っている。さらにOKLOとBE。でもOKLOとBEは利益の出ていない、まだコンセプトのレベルの電力供給テク株なので買うかどうかは分からない。
さらにVRTも気になってる。こちらはデータセンターの液体冷却テクの会社。近々勉強会で取り上げる予定。
さらにちょっと飛躍して宇宙のデータセンターにも期待したい。でもSpace Xは非上場で投資できないので、最近買ったのがRKLB。RKLBは去年10月に勉強会で取り上げ、かなり気に入った銘柄の一つ。
そしてもちろんNVDAはHODL株の一つ。
1月最初の2日の株の動きから占うと相場はリスクオン
こちらはS&P500構成銘柄の年初2営業日の成績。1月はその年の相場の縮図であり、最初の営業日は1月の縮図になる年が多いのは事実。あくまでも確率の問題で占いみたいなものだけど。
それを踏まえて見てみると、今年強そうなのは金融とIndustiral、半導体機材、半導体。
逆に弱そうなのはソフトウェア、ヘルスケア、生活必需品。
エネルギーが強く見えるのはベネズエラのせいなので、これは除外。
ソフトウェアが弱いのはAIによってソフトウェアが誰でも簡単に作れる時代がもうすぐそこに来ていそうだから。
ヘルスケアと生活必需品が弱いのはリスクオンのサイン。これらは経済が弱い時に伸びるセクター。
そしてIndustrialと半導体関連が強いのはまさにデータセンター設備投資が今年も続く兆しだと思う。
金融が強いのはおそらく最近やっとイールドカーブが順イールドになったからだと思う。FEDがさらに金利を下げればさらに順イールドがさらにスティープになる。そして高い成長率に対して株価が安い。
さらにゴールドマンやロビンフッドなど、相場が強ければ特に儲かる銘柄がすでに8%9%上がっているのは2026年の相場を予言しているのかもしれない。HOODは私のHODL銘柄の一つ。
金融株で私が今興味を持ってるのはCOF。私は最近COFのクレカを作り、口座も開いた。COFのトラベルサイトはJPMのトラベルサイトより使いやすいし、口座の金利も高い。クレカの特典も充実している。しかも株価は安い。経済が停滞して遅延支払いが増加しない限り、今年はいけるかもしれない。近々勉強会で取り上げようと思う。
さらにS&P500に入っていないので上の画像には入っていないが、ガラクタ株が今年に入って軒並み上げている。私が選んだガラクタ株(Degen株またはアタオカ株と私達は呼んでいる)の10銘柄、ハイパーアタオカ10のここ2営業日の成績がこちら。
YTD Perfのコラムが今年の2日間の成績。一番弱いIONQで+4%、一番強いSMRはすでに15%上げている。これはリスクオンのサイン。ビットコインも今年に入って6%上げている。
RKLB以外のハイパーアタオカ株は10月11月とすごく下げたのでただ単にバウンスしているだけかもしれないが、もしこれらの株が10月の高値を更新したりした場合、私は今年のプライスターゲットを大幅に引き上げると思う。
ただし、たった2日のトレンドは簡単にリバースする。だからこのリスクオンが全く続かず、今週または来週、アタオカ株が安値を更新したりしたら今年は要注意だ。
安い優良株
さらに今かなり安くなってる優良株がいくつか気になっている。これらはNFLX、CRWD、COST。NFLXとCRWDはすでに持っていて、COSTは以前持ってたけど今は持っていない。これらも近々勉強会で取り上げる予定。
まとめ
すごく長くなってしまったのでまとめると、
・今年は割と激しく上げたり下げたりしながら指数は1桁上げくらい。プライスターゲットは7200で高値は8000、低値は6200と予想。でも途中で変える可能性大。特にもしリスクオンの兆候が1月ずっと続いた場合。
・AIデータセンター設備投資は続く。よってAIインフラ関連の株に強気。
・2000年から2003年のようなベア相場は来ない。
・金融も強そう。これはFEDが利下げを続け、経済が堅調であることが条件。
・Hodler5は引き続きバイザディップ。TSLA、PLTR、NVDA、HOOD、META。そしてBTC。
・今年気になってる銘柄はMU、PSTG、VRT、RKLB、COF、NFLX、CRWD、COST。このうち、すでに持ってるのはPSTG、RKLB、NFLX、CRWD。
WeBullウェビナーの参加方法
毎月末にテーマを決めてお話ししているWeBull Japan提携のウェビナーはWeBullで無料の口座を開くと視聴できます。
すでに過去6回やっていて、12月はAIメガトレンドについて。11月は40代、50代、60代の投資についてお話しました。
口座を開くと過去の動画も全て見れるようになります(メールで送られますので受け取りを許可してください)。
口座を開くのは5分程度でできます。入金する必要はありません。手数料もありません。さらに、今後のウェビナーにライブで参加できるようになります。
口座はリプ欄のリンクから開いてください。そうすると私にコミッションが入りますのでどうぞよろしくお願いします!ウェビナーでお待ちしてます!