サンリオは、売上の約半分がキャラクターライセンス売上になった。今期の上期は1,077億円のうち536億円。
数字を並べると、見えることは3つ↓
❶ ライセンス売上の割合はもう、アニメIP企業と同等
昨年度のライセンス売上の割合は、サンリオが49.7%。『ONE PIECE』の東映アニメーションの版権事業が52.2%、ウルトラマンの円谷プロが44.5%。金額では、サンリオの964億円は東映アニメーションの約2倍。
⇒ もともとキャラクターの会社だけど、ライセンス売上が約半分となり、額も伸びた。
❷ 日本の、ライセンス売上割合がまだ増加
全社では、2023年3月期の38.0%から昨年度の49.7%へ上がり、ここ1年はほぼ横ばい。日本の売上のうちライセンスの割合は20.3%から27.4%へ上がり、今期の上期は29.0%。
⇒ ライセンスは日本でも前からやっていた。海外は売上の約8割がライセンスで、日本はまだ3割弱。その日本の割合が、いま上がってきている。
❸ 日本で引っぱったのはカプセルトイ
日本のライセンスの売上は、今期の上期で29.7%増。会社は、前年の約3倍に伸びたカプセルトイが効いたと書いている。
⇒ ほかの会社が作るカプセルトイに、サンリオのキャラが乗って売れている。
サンリオの伸びしろは海外にもあるが、日本でもまだまだ伸ばせるように見える。9月には未就学児向けのYouTubeチャンネルを始め、10月29日には自社ブランド初のゲーム『サンリオ パーティランド』も出した。カプセルトイの次も、キャラに出会う入口はまだ増えていく。
サンリオは、ガシャポンの新商品の数で1位だった。上期の決算は過去最高で、日本のカプセルトイの売上は前年の約3倍。
数字を並べると、見えることは3つ↓
❶ ガシャポンの新商品の約85%が、キャラクターや作品の商品
少し前までは、キャラクターにロイヤリティを払わずに作れるオリジナルのヒット商品が目立っていたように見える。いまはガシャポンの新商品1,028点のうち、キャラクターや作品を使った商品が約85%。
⇒ どのキャラクターが人気かが、売場に並ぶ数でそのまま見える。
❷ 新商品の数は、サンリオが66点で1位
2026年4〜10月の新商品は、サンリオが66点。2位のディズニーは47点だった。
⇒ 並ぶ数で、ほかのキャラクターより一段多い。
❸ サンリオのカプセルトイの売上は、前年の約3倍
ポムポムプリンの売上は約2倍。国内のサンリオショップで買った人の数も17%増えた。
⇒ 並ぶ数に加えて、売上にも伸びが出ている。
キャラクターの人気が売場で見える時代に、いちばん多く並んでいるのがサンリオ。カプセルトイも、サンリオが制圧してきているように見える。