「ファストファッション」の闇
「メイド・イン・イタリア」と聞くと、さぞ上質な高級品なんだろうと考えてしまうが、今の裏社会の実態は全く違う。
■ 激安ブランドを操る「中国マフィア」の闇
現在、イタリアには地元企業の倍以上となる約5,000社の「中国系アパレル企業」が乱立している。
彼らは倒産した老舗ブランドを買い漁り、不法移民を超低賃金で働かせて服を大量生産。粗悪な激安品を作りまくっているのだ。
しかし、どれだけ質が悪くても「メイド・イン・イタリア」のタグが付いているため、商品は世界中で爆売れしている。
■ カルテルと結託する「マネーロンダリング」
マフィアたちの本当の目的は、服を売ることだけではない。この巨大なアパレル産業を隠れ蓑にした「地下銀行」の運営だ。
服を売って稼いだ合法的な金の中に、メキシコ・カルテルやイタリアマフィアが犯罪で稼いだ汚い金を混ぜ込み、大規模なマネーロンダリング(資金洗浄)を行っている。
■ 搾取された労働者たちの「大暴動」
しかし、このブラックすぎる労働環境が生み出した怒りが、ついに爆発した。
1日14時間も働かされ、窓もないベニヤ板の迷路のような工場に押し込められていた数千人の労働者たちが一斉に蜂起したのだ。
怒り狂った彼らは工場を占拠して大暴れし、立ち入り検査に来た警察や保健局にまで襲いかかる暴動状態に発展。
一部の人間が私腹を肥やす「激安ファッション」の裏側で、ヨーロッパの治安は今、音を立てて崩壊し始めている。