【文禍伝雷】 ※長く書く
「10日は県外出てしまうからアカンけど、11日は全部やるから俺を好きに使ってくれ」
この大型イベントの言い出しっぺである同士にそう伝えておいた結果、僕は古都華の雫のテントで終日働くことになった。
おかげさまで店は大繁盛。前から見知った皆さんと、終わらない行列を必死で手を動かして捌き続けた。
「このテントから見える景色だけしか知らんでイベント終わってもええわ」
本気でそう思いながら働いた。
そうしていると同士が来て、僕に関係者席のチケットを渡してきた。僕のために取っておいてくれたらしい。
最初は断った。
「ここで一緒にがんばってる人置いて俺だけ抜けられへんわ。耳だけ聞けれてりゃいいよ」
それもあるし、僕は『議員だから特別に参加できる』みたいなのが嫌いである。
すると同士は
「奈良市で『観光』言うてる人間がこれ見ないのは0点。視察やと思って」
『0点』という表現は多分彼の最近のマイブームであろう(笑)
そんなやり取りがあって、急遽参加させていただくことになった。
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いざライブが始まった。
1曲目の前奏から涙が出た。
ステージや曲じゃない。
目の前で熱狂している『人』を見て感動した。
「ここは奈良市やぞ」
「こんな光景信じられない」
数年前にこの光景を夢見、そして実現までこじつけた同士の顔が何度も浮かんだ。
ずとまよさん、ACAねさんのステージは言うまでもない。というか生粋のファンというわけではない、音楽素人の僕が四の五の言うのはおこがましい。とても良かった。最高。
でも同士がずとまよさんを選んだ理由がよくわかった。
平城宮跡。
「ここでやる意義がある」という同士や主催者の想いを、土地・文化・歴史を最大限咀嚼して尊重してくれるずとまよさん(ACAねさん)は最高のパートナーだったんだと思う。
ずっと真夜中でいいのにさん、素晴らしいステージをありがとうございました。これからいっぱい聴きます。
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日付が変わる少し前にJR奈良に帰ってくると、お店の前には行列が出来、コンビニはとても品薄だった。昨日の夜中も全然置いてなかったな。
奈良の商売人の方々にはもっと「がめつく」なってもらいたいな。
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賛否両論あるイベントなのは始まる前から知っている。それでもファーストペンギン、初めてやることに本当に大きな価値がある。
誰かが動かさないと、批判すら生まれない。改善点すらわからない。
奈良の未来を夢見て言い出しっぺになり、史上初の実現まで持っていった若き挑戦者である同士に、心から尊敬の意を表したい。
保守的だと言われる奈良で、大きく動くことがどれだけ難しいか。
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ライブが終わるとまたいちごミルクマンに戻って、時間いっぱいまでテントの仲間たちと、観客の方々の最後の思い出作りに勤しみました。
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ライブだけではなくイベント全体を通して、市外の方・県外の方に多く奈良市に来ていただきました。特に宿泊された方、朝になればまた違った奈良の景色があったと思います。
少しでも奈良市を好きになっていただいて、別の機会でもまた奈良市に遊びに来てください。行く場所によっていろんな顔がある、味のある街です。
市議会議員としての立場ではそれを願って止みません。よろしくお願いします。
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よくやった、星川だいち。
てめぇは最高だ。