産業医・産婦人科医、つまり労災・妊産婦死亡どちらも専門の立場から解説。
安全とは、「死亡率が低いから、まず死にませんので安心して」と言うことではありません。
リスクを正しく知り、対策を重ね、その結果として死亡を減らすことです。
例えば林業ではチェーンソーを使い、これが労災度数率の高い一因です。だからこそ改良が重ねられており、種々の安全装置が実装されています。
だからといって、労働者に「まず死にませんので安心して」とは言いません。リスクを知り、安全対策を行った上で使います。
出産も同じです。医療介入により種々の対策がされて、今の死亡率です。
だからといって、「まず死にませんので安心して」とは言いません。リスクを知り、医療的ケアを行って上で産むのです。
安全をきちんと知っているほど、安易に「死にません」とは言いません。リスクを適切に知り、その上で可能な限り安心の環境を提供するのです。
「出産は命懸け」という言葉を聞くけど、
現代の日本では、妊産婦死亡率は
出生10万件あたり約3人。
確率にすると約0.003%。
(林業は約0.07%)
まず死にません。
日本は世界でもトップクラスに安全な
出産環境が整っている国です。
安心して産んでください。