第三期兵科予備学生『上山春平』中尉の出撃記録について。 上山中尉は轟隊伊363潜、多聞隊伊363潜で出撃しているが共に回天発進はなく帰投している。また同隊共に回天の発進はなく回天搭乗員の戦死者はいない。 『上山は回天魚雷の特攻隊出撃、魚雷故障で漂流中、漁船に救助、九死に一生を得た。』との投稿がある。 これは上山中尉が出撃した「轟隊伊363潜、多聞隊伊363潜の実戦」と「基地での訓練」を混同している。 回天作戦で出撃した回天搭乗員は延べ148名。出撃後の回天発進後に救助された回天搭乗員は1人もいない。 以下『昭和二十年八月二十日 人間魚雷回天出撃記録』(山口県文書館・毛利勝郎収集史料4)より上山中尉に関する記載を抜粋する。 轟隊伊号第三六三潜水艦(p23) 出撃年月日:昭和二十年五月二十八日 帰投年月日:昭和二十年六月二十八日 回天搭乗員:上山春平中尉(京大文)、和田稔少尉(東大法)、小林重幸一飛曹(東機技養※機は京の誤字と思われる)、石橋輝好一飛曹(錦城中)、久保吉輝一飛曹(市岡中) 戦果:〇〇敵ヲ発見発進用意ヲ行ヒタルモ遂ニ機ヲ得ズ帰投ス 多聞隊伊号第三六三潜水艦(p31) 出撃年月日:昭和二十年八月八日 帰投年月日:昭和二十年八月十八日 回天搭乗員:上山春平中尉(京大文)、園田一郎少尉(東大法)、石橋輝好一飛曹(錦城中)、久保吉輝一飛曹(市岡中)、小林重幸一飛曹(東京技術養) 戦果:沖縄東方海面作戦中日本海ニ配備ヲ変更セラレ回航中敵機ノ機銃掃射ヲ受ケ損傷帰投 改めて『上山は回天魚雷の特攻隊出撃、魚雷故障で漂流中、漁船に救助、九死に一生を得た。』の投稿ついて記載する。 上記の文章は「轟隊伊363潜、多聞隊伊363潜の実戦」と「基地での訓練」を混同している。 轟隊伊363潜、多聞隊伊363潜で発進した回天はない。両部隊共に戦死した回天搭乗員もいない。実戦において上山中尉の回天は発進せず伊363潜で帰投している。 このような実戦と訓練を混同した投稿が拡散されることなく、回天の史実が定着するよう強く願っております。
『上山は回天魚雷の特攻隊出撃、魚雷故障で漂流中、漁船に救助、九死に一生を得た。』は全くの誤りです。 第三期兵科予備学生「上山春平」中尉は昭和20年5月28日に轟隊伊363潜、昭和20年8月8日に多聞隊伊363潜で其々回天先任搭乗員として出撃していますが、回天の発進はなく潜水艦で帰還しています。

Sep 8, 2026 · 1:50 PM UTC

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Replying to @dousitu
証言の裏取りをしないと駄目ですね。当方も他山の石としたいと思いました。長野県絡みでは、三笠でZ旗を上げた信号兵がおられましたが、有名な三笠艦橋に立つ唯一の水兵を自分だと言っていましたが、別人と判明しています。
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