「自己決定感」が子どもの着火剤になるというのは完全に同意です。
さらに踏み込むと、研究者の篠原信さんが指摘するように「親が上手な手本を見せすぎないこと」が決定的に重要だそうです。
よかれと思って「こうやるんだよ」と完成形を見せてしまうと、子どもは「大人の正解をなぞる作業」に格下げされたと感じ、一瞬でやる気を失ってしまう。
むしろ親がやるべきは「盛大に驚くこと」と「適度に失敗してみせること」。
「えっ、そんなことできるの?」「お父さん(お母さん)より上手いんだけど!」と子どもを勝たせてあげる。
「自分の方が親よりできる」という誇らしげな有能感と調子の良さを手に入れたとき、子どもは誰に指示されるでもなく、狂気じみた集中でその世界にのめり込んでいきます。
子どものやる気を引き出すための簡単な方法があります。
それは「親がやらせたいこと」を子どもにやらせるのではなく、「子どもがやりたいこと」をやらせてあげることです。
人は誰でもそうですが、他の人から「やりなさい」と言われてやることよりも、自分で選んだことをやるほうがやる気が出るんです。これを心理学では「自己決定感」と呼ぶそうです。
親に無理やり決められたことをやるよりも、子ども自身が選んだことのほうが頑張れる。
これは大人も同じですよね。たとえば、会社の上司に「この仕事やりなさい」と押し付けられるよりも、自分で立ち上げたプロジェクトの方が楽しいですし、当然がんばれます。
ちなみにですが、ちょっとした工夫をすれば「親がやらせたいこと」を「子どもがやりたいこと」っぽく刷り込むことはできると思ってます。